裏日本観察学会・突撃巡礼隊

各地の寺院や神社、霊場の参詣記、納経帳(御朱印)の記録を中心に、面白スポットや街角で見たものなども紹介します。 ※写真(サムネイル)はクリックすると拡大します。

2017-11

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勝山の町並み(岡山県真庭市) 平成19年6月17日

20070624161451.jpg町並み保存地区は、旭川沿いの通りを南北に伸びている。いかにも観光客相手という雰囲気ではなく静かな様子。道の東側には用水路が流れている。
どこの家にも軒には菖蒲と蓬が置かれていた。しかし、これが北に進むにつれて見られなくなる。同じ町内でも地区が変われば風習が変わるのだろうか。

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 ある商家を見ると「電話貳0番」の表札が掛けられていた。今どきこんな電話番号はないだろうから、物珍しさも手伝って撮影した。

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古めかしい呉服屋の看板が掲げられている。

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南側を振り返ると、観光用の人力車が走っていた。

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家々には小粋なのれんが下がっていて、それが町みの雰囲気と調和している。

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造り酒屋「御前酒」の酒蔵。
海鼠壁の外装に、窓の部分には鏝絵で竜や獅子、虎などが描かれている。売店もあるので5号瓶を一本購入。「聞き酒もできますよ」と勧められ、おいしそうだったが車なので辞退した。あぁ運転手がほしい。

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旭川対岸から眺めた酒蔵。

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川沿い南側の町並み。
かつては高瀬舟が往来し、材木などを岡山に運んでいたそうだ。当時は水量ももっとあったのだろう。河原にはその名残か、石組みの船乗り場がある。
川では釣り人が鮎を狙っているようだ。


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化生寺・玉雲宮(岡山県真庭市) 平成19年6月17日

 ホテルでチェックアウトを済ませた後に、砂湯で朝風呂。涼しい川風が吹き抜けいつまでも入ることができる。家族連れで砂湯に入るのは、ほとんどがお父さんと子供ばかりで、お母さんは遠巻きに眺めているだけだが、たまに持参したバスローブを着て入ってくる人もいる。夫婦そろって温泉好きで、混浴慣れしているのだろうか。
 砂湯から上がり、車を走らせて再び真賀温泉へ立ち寄る。幕湯には自分を含めて4人入浴していて混雑しているのだが、それでも温泉談義が進み、1時間近く長湯した。京都市近辺は巨大な温泉施設はあっても循環湯ばかりで、小さくてもゆっくりできる良質な温泉があまりない。もっと近くにこのような場所があればいいのにな。

 今日の予定は勝山町の散策。三浦家2万3千石の城下町で古い町並みも保存されている。去年、湯原から落合に向かう途中に旭川沿いに並ぶ町並みが興味をそそったが、時間の都合で寄り道できなかった。今回はそのリベンジと、もう一つ妖怪研究家としてぜひに立ち寄りたい場所があるからだ。それは化生寺(かせいじ)。変わった寺号だが、それはあの三国を荒らした金毛九尾狐の伝説に基づく。

玉雲山化生寺・曹洞宗
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化生寺は町並み保存地区から少し外れた、旧出雲街道沿いに玉雲宮と並んで建つ。
本尊は十一面観音。禅宗寺院らしく簡素な造りの本堂。開山は源翁心昭で、殺生石を調伏したとの伝説を持つ。

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 那須野で討伐された九尾狐は死後、殺生石となって毒気を振りまいた。そこで200年後に源翁和尚がそれを封じるため、偈文を唱え金槌でたたき割った。その破片は越前・美作・豊後、それぞれの高田に飛来したという。美作高田がこの勝山であり、飛来した殺生石を玉雲大権現として祀ったのが化生寺だという。また金槌を「げんのう(玄翁)」と呼ぶのはこの話が由来だとの俗説も生まれた。
 本堂前には殺生石の塚がある。柵の内部には石が置かれているが、この石の地中深くに殺生石が封じられているという。名前は物騒だが、塚それ自体には、さほど陰鬱な雰囲気はない。さしもの九尾狐も鎮守としてすっかり昇華されたようだ。

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玉雲宮と化生寺は境内が続いているが、いったん山門を出てそれから正面鳥居を通って参拝する。

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随神門
内部には狐像が配置されている。

20070624144308.jpg祭神は玉雲大権現。
拝殿内部には奉納提灯がたくさんぶら下がっていた。初めここに来るまでは神仏分離で鎮守社と寺院が分けられたと思ったが、本堂と拝殿は回廊でつながっているなど、どうやら化生寺が今も維持しているようだ。

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本殿
周囲には弘法大師堂や三十三観音堂なども建っている。

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拝殿に掲げられていた算額絵馬。
円の何を求めているのだろうか?

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未生御流の花態絵馬。
葉蘭の株分け、柳に水仙の株分け、置き釣瓶、菊の留流し、桜散る景色、紅葉散る景色などの生花(せいか)が描かれていた。


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化生寺の周辺は寺町のようで、大きな寺院が並んで建っている。
日蓮宗妙円寺は、本堂が楼閣風でひときわ目立っている。

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本堂鴨居の上部には彩色された羅漢像がほどこされていた。

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浄土宗安養寺は、三浦家の菩提寺。
ここの3ヶ寺の中で山門(楼門)が一番大きい。




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湯原温泉(岡山県真庭市) 平成19年6月16日

20070623114711.jpg湯原温泉は去年、何の前知識無く泊まって、砂湯の雄大さに感動した。そこで今年ものんびりするため再訪。
露天風呂の砂湯は、ダムのすぐ近くにある河原にある。湯船には玉砂利が敷き詰められ、底からポコポコと源泉が沸く。湯船は3つに分かれていて、一番下の湯がややぬるめ。天気も良く川風も吹き抜けてくるので、ゆっくりと入ることができる。
 砂湯は水着厳禁のため入浴しているの男性ばかりで、女性は遠巻きに眺めているばかり。まあ当たり前だろう。しかし、ホテルで夕食を終えて、また入りにいくと若い女性の声もちらほら。もっとも辺りは暗いからほとんど見えないにもかかわらず、男性の視線は女性の声の方に向かっているのが笑えた。
 その後、ホテルに戻り寝ころびながら読書。集英社新書『中華文人食物語』(南条竹則)を読んでいたら、郷緑温泉のすっぽんのことが書かれていた。冬、温泉宿でこたつに入りながらまる鍋を食べる… 次回はここに行くぞと思いつつ、寝る前にもう一度砂湯へ。この日は砂湯へ合計5時間以上も入ったことになる。

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 温泉守護の薬師如来を祀る薬師堂。堂前には飲泉場があり、温泉にしてはやわらかく、飲みやすい味。温泉街には土産の独楽工房もあった。

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古屋不動滝(岡山県真庭市) 平成19年6月16日

 ホテルのチャックインまで、しばらく時間があるので温泉街の外れにある、古屋不動滝へと足を延ばした。狭い農道からさらに山道を走る。

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 滝は上下に分かれていて、上段の滝に成田山より勧請された不動尊が祀られる。この不動尊の由来として、案内板には次のような伝説が記されていた。

昔、蔵之介という人がこの山に猟に来た。日の暮れた帰りの山道で子供を背負った女に出会った。さては夜道に妖怪かも、と思った蔵之介は、この女に向けて鉄砲を放った。翌日村人達が行ってみると、胴が斗樽程もある大蛇が撃ち殺されていた。この事があって以来、この深山からアカテヌグイ、コテヌグイ、ヨゴローヤンなどという妖怪が出て来て、村人に災いを及ぼし出した。困った村人達は妖怪を封じるために成田不動様を勧請してこの滝に祀った。その霊験によって妖怪は現れなくなったという。これが古屋不動滝の由来である。近くに蔵之介、アカテヌグイ、コテヌグイなど不動滝由来の地名が残っている。

東屋には「アカテヌグイ」「コテヌグイ」とおぼしき手ぬぐいをかぶった赤子の妖怪が描かれた絵馬が奉納されていた。

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真賀温泉(岡山県真庭市) 平成16年6月16日

 湯原に行く途中にある、真賀温泉は湯治場の雰囲気を色濃く残し、また湯の質も大変良いというので目的地の一つとしていた。
 旭川沿いに車を進めると、山肌に数件の旅館や民家の建つ集落が見えてきた。

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「真賀温泉」と書かれたアーチをくぐり抜け、階段をしばらく上ると真賀温泉舘が建っている。なんとなくつげ義春の『ねじ式』にある「もとの村」を思わせるようだ。


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 山肌にへばりつくように建つ浴場は、ますますつげ義春風で、なんだかうれしくなる。
浴場の入口近くには温泉守護と思われる薬師堂が建っていたので、まずお参り。堂内には薬師如来と不動尊・弘法大師が祀られていた。

 さて、温泉にはいると通常より少し高い、「幕湯」という浴場がある。かつて藩主が幕を張って入浴したことに由来するという。源泉が湧いている場所なのでここに入浴。浴室は岩風呂だが大変狭く、先客のおじさんが1人入っていた。脱衣所の戸を閉めようと、「風が入って涼しいから、少し開けといてください」と言われた。
 浴槽には竹筒が一本立っていて、そこから湯がこんこんと湧き出てくる。温度は大変ぬるく、先客のおじさんはもう1時間半以上も入っているとのこと。わざわざこんなひなびた所に来る人だから、当然に温泉好き。そこから温泉談義が始まり、どこの湯が良かった。あそこは悪かったと話を続けているうちに、気が付けば1時間以上もたっていた。
 お陰で耳よりな情報も仕入れ、その人いわく、「先に入っていた夫婦(幕湯は混浴)のから聞いた話だが、この近くにある郷緑温泉はすっぽん料理が、それも一匹フルコースが付いて1泊1万円!」とのこと。これはいいことを聞いた。今度はそこに泊まることにしよう。

 風呂から上がって川を眺めながら一休み。絶えず川風が吹き込んできて気持ち良く、そこで風鈴が「チリ~ン」と鳴って本当にのどかな気持ちになった。

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神庭の滝(岡山県真庭市) 平成19年6月16日

 日光突撃巡礼隊が連日の雨のため、なんだかいまいちだった。そこで今週末は晴れると聞いて、あちこち動き回らずに、のんびりと温泉に入りたくなり美作三湯の一つ、湯原温泉に行くことにした。去年、吉備や美作の寺社を突撃巡礼した際に、なんの前知識なく湯原に立ち寄って、大変気持ち良かったからだ。

 特にうろつく予定もなかったので、いつもよりもゆっくりめに出発することにした。それでも12時過ぎには真庭市に到着したので、直接湯原を目指さずに久世ICで下り、神庭の滝へと向かった。


勝山町から旭川沿いに湯原を目指して進む途中に、神庭の滝へ伸びる道がある。そこを進むと公園入口の駐車場へ到着。そこから渓谷沿いにしばらく遊歩道を歩くと、木々の間から滝が姿を見せた。

途中、オオサンショウウオがすむ池があり、のぞきこむと60~70cmほどの体長で底にジッと潜んでいる。夜行性だから昼間は動かないようだ。

20070622183710.jpg滝の近くまで来たが、滝壺への道は落石の
危険があるためか通行止め。
落差110mとその巨大な姿をもっと眼前で見たかった。

20070622183722.jpg遊歩道の途中にも小さな滝がある。玉垂の滝は岩に付く苔の間から雫がまるで、カーテンのように絶えず垂れていた。
見た目では分からないが、山の岩肌から水が流れているのだろうか?

また川にはカジカガエルが生息しているようで、
絶えず高く澄んだきれいな鳴き声がして、涼しさがより増してくるようだ。

20070622183729.jpg公園内には野生の猿もいるようだが、この日は山奥に入っているようだ。
時折、公園職員が高く、そして遠くまで響くような声を挙げていたが、猿を呼んでいるのだろうか?

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Author:山カズ大王
裏日本観察学会会長
仏歴2518年(昭和50年)生誕

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