裏日本観察学会・突撃巡礼隊

各地の寺院や神社、霊場の参詣記、納経帳(御朱印)の記録を中心に、面白スポットや街角で見たものなども紹介します。 ※写真(サムネイル)はクリックすると拡大します。

2007-08

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名田庄の土御門家遺跡(福井県おおい町名田庄) 平成19年8月5日

 美山町から国道をさらに車で北上し、福井県に入ると名田庄となる。ここは安倍清明に連なる陰陽道・土御門家ゆかりの土地。ここは陰陽道の神、泰山府君を祀る土御門家の領地であり、一時は応仁の乱を逃れ、同地で3代にわたり天文道場を開いたという。
 道の駅近くには暦の歴史を学ぶ資料館もあり、天文観測の資料や暦学、宮中年中行事についての展示がされている。

加茂神社
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 国道沿いの小さな集落に加茂神社が鎮座する。茅葺きの拝殿が印象的な小さな社頭。名田庄の鎮守として養老年間に勧請されたという。

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祭神は加茂別雷神。善積川上大神(土御門十二代祖霊)と泰山府君、貴船明神を合祀する。

20070806154717.jpg神社入り口には十王堂がある。閻魔法王を含む冥界十王が祀られる。泰山府君は山東省泰山の神で寿命を司る。仏教と習合してからは閻魔王の眷属、あるいは同体ともされた。
日本では陰陽道でもっぱら祭祀されている。

薬師堂
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 加茂神社から山に向かってしばらく歩くと、茅葺きの古びた薬師堂が建っている。本尊は薬師如来。
 堂内には祈願のために穴を開けた石が何個か奉納されていた。また鰐口の代わりに、丸い板を掛けられていた。
20070806154845.jpg薬師堂の裏手には土御門家3代(有宣・有春・有脩)の墓石がある。
中央には自然石、その左右に小さな石塔が立つ。


天社宮・泰山府君社跡
20070806154904.jpgかつて土御門家が泰山府君を祀っていた場所。泰山府君社の隣に黒塗りの小さな社があったが、何の神を祀っているのかは不明だった。

20070806154918.jpg天壇の周囲には四神(青龍・朱雀・白虎・玄武)を表す四色の鳥居が立つ。

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天社の後背には磐坐とおぼしき石が置かれる一角がある。

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境内には葛の葉稲荷神社も建つ。安倍清明誕生伝説にゆかりの深い稲荷だ。

 陰陽道というと最近の安っぽいオカルト特集のお蔭でか、悪魔払い師かなにかと勘違いされがちだが、本来は天文、天体の動きを観察し、人の生業を守るための暦を作り、吉凶を判断する。その派生として祈祷も行ったが、それは律令体制崩壊後の話。マンガなどで安倍清明が祈祷師のような振る舞いをする描写がよくあるが誤解であり、それ以前に陰陽道の本義たる天文学・暦学についてまったくふれていないモノが大半。
 名田庄は陰陽道ゆかりの地だが、前述のようなオカルト趣味を満たしてくれるようなものはない。ただ、静かな自然に囲まれた地に、変に時代に迎合することなくひっそりと天文・暦の伝統を伝えている、そんな場所だ。

20070808164220.jpg天社土御門神道本庁。
ごく普通の茅葺き民家だが、土御門家の伝統を今に伝える機関。

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 本庁内には祭壇が置かれる。提灯には清明桔梗(五芒星)と太一(たいいつ)が書かれている。太一は道教で宇宙の根源を象徴する概念であり、また北極星を神格化した神。星と暦の里らしい祭壇だ。

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土御門の遺跡は小さな集落に点在しているが、特に観光化しているわけでもない。道の駅から国道を若狭に向かってしばらく走り、巨大な杉の木のそばに車を止めて散策するとよい。
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知井八幡神社(京都府南丹市美山町) 平成19年8月5日

知井八幡神社
20070806153949.jpgかやぶきの里のはずれにある八幡神社は、知井地区の総社。
祭神は応神天皇。諏訪明神・知井一宮明神が合祀されている。
案内板によると社殿中央には阿弥陀如来も安置されているという。殿内を確認することはできないが、おそらくは八幡大菩薩の本地仏が神仏分離をかいくぐって、現在も祀られているのだろう。

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拝殿と四脚門。



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普明寺(京都府南丹市美山町) 平成19年8月5日

異月山普明寺・曹洞宗
20070806153801.jpgかやぶきの里の奥に普明寺は建つ。
本堂と庫裏が一体となった小さなお寺。
お盆の前らしく、境内には施餓鬼旗がはためいていた。

20070806153812.jpg本尊は聖観世音菩薩。
堂内には施餓鬼棚が設えてある。

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地蔵堂と普明寺納経朱印

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美山の茅葺き民家(京都府南丹市美山町) 平成19年8月5日

20070806153419.jpg美山町は茅葺き民家が多く残されている町。美山かやぶき美術館もそんな民家を利用した、小さな美術館と民具資料館だ。
中に入ると陶芸展を行っていた。のんびり眺めていたら、涼しい風がスゥーと吹き抜けていく。こんな風を「極楽の余風」と言うそうだが、油照りの市内を忘れてしまいそうになる。
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府道368号線沿いにある「神田の名水」。

20070806153514.jpg「美山北かやぶきの里」を散策する。さながら昔話に登場するような景観。
着くまでは一種の時代村の様な場所かと思っていたが、現在も普通に生活している民家ばかりだった。

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タイムスリップしたような眺めが広がる。

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百合とリアトリス

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裏日本観察学会会長
仏歴2518年(昭和50年)生誕

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