元箱根石仏石塔群(神奈川県箱根町) 平成19年11月9日
芦ノ湖を離れて元箱根を過ぎ、観光客の喧噪から離れた場所。近くには精進池があり、物寂しい秋の景色の中に石仏群がある。二十五菩薩と通称される地蔵菩薩の磨崖仏。岩肌に小さな尊像が幾つも彫られている。


華やかな芦ノ湖周辺の景色とは対照的なまでに、荒涼とした風景。山岳霊場でこのような場所は、賽の河原信仰や三途の川信仰と結びつく。ここは箱根では「異界」への入り口だったのだろう。精進池も名前から察するに、芦ノ湖という「浄土」に入るために禊ぎを行った場所ではないだろうか?
八百比丘尼の墓と伝えられる砕けた宝篋印塔が、池の畔にひっそりと建つ。

周囲は遊歩道が整備されていて散策するには、なんら苦労はない。地下道をくぐって車道反対側に建つ六道地蔵堂へ。
巨大な丈六の磨崖仏で、真新しい小堂に安置されている。
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