伊豆山神社(静岡県熱海市) 平成19年11月10日
伊豆山神社・式内小社(火牟須比命神社)

鉾根から次は熱海方面へと向かうが、朝早いというのにさすがは土曜日。反対車線は既に車の列ができていた。心配していた雨も何とか持ちこたえてくれそうで、快調に車を走らせる。
熱海へと近づくと、大型ホテルが多く目立ちだした。伊豆山神社は山沿いの住宅地にある、曲がりくねった道を進んで行く。途中、MOA美術館など世界救世教関係の施設が幾つか目に付く。
到着すると、海を見下ろす場所に鎮座しているが、展望はさほど良くない。

祭神は火牟須比命・伊邪那伎命・伊邪那美命。伊豆山大権現、走湯(そうとう)大権現と称された修験の霊場で、本地仏は千手観音(法体)・阿弥陀如来(俗体)・如意輪観音(女体)。
以前、奈良国立博物館で俗体権現の尊像が展示されていたが、衣冠束帯に袈裟を掛けた独特の姿だった。中世には「伊豆箱根両所権現」と讃えられ、関東総鎮守と称された社だが、現在の社殿は実に静かなもの。
朝早い割には若い女性の参拝者が目立ったが、どうやら「縁結びのスポット」としてマスコミに紹介されたようだ。社務所にはその記事が掲示されていた。

社殿裏には白山神社遙拝所がある。本社は伊豆山内にあるのだが、入り口で遙拝する。
疫病平癒のために権現に祈願したところ、当地に白山権現を勧請するよう神託が降りたので奉祀されたという。伊豆修験と白山修験に何らかの結びつきがあったのだろうか。

摂社・雷電社。
式内の火牟須比命神社は当社との説もあるようだ。
祭神は火牟須比命荒魂。本地仏は如意輪観音。

足立権現社。
役小角(えんのおづの・諡:神変大菩薩)の尊像が祀られる。伊豆は小角が配流された地。現在の伊豆山神社には、わずかに残る修験の遺構といえる。
足腰の神として信仰されているとのことで、山々を駆けめぐった行者らしいご利益だ。

伊豆山神社納経朱印
※小角は通常「おづぬ」と訓ぜられるが、「おづの」と読む説を採用している。
「つぬ」は「角(つの)」のノの万葉仮名「努・怒・奴」を、江戸期にヌの発音に誤読して広まったとされる。
【参考】『岩波古語辞典』・『国史大事典』

鉾根から次は熱海方面へと向かうが、朝早いというのにさすがは土曜日。反対車線は既に車の列ができていた。心配していた雨も何とか持ちこたえてくれそうで、快調に車を走らせる。
熱海へと近づくと、大型ホテルが多く目立ちだした。伊豆山神社は山沿いの住宅地にある、曲がりくねった道を進んで行く。途中、MOA美術館など世界救世教関係の施設が幾つか目に付く。
到着すると、海を見下ろす場所に鎮座しているが、展望はさほど良くない。

祭神は火牟須比命・伊邪那伎命・伊邪那美命。伊豆山大権現、走湯(そうとう)大権現と称された修験の霊場で、本地仏は千手観音(法体)・阿弥陀如来(俗体)・如意輪観音(女体)。
以前、奈良国立博物館で俗体権現の尊像が展示されていたが、衣冠束帯に袈裟を掛けた独特の姿だった。中世には「伊豆箱根両所権現」と讃えられ、関東総鎮守と称された社だが、現在の社殿は実に静かなもの。
朝早い割には若い女性の参拝者が目立ったが、どうやら「縁結びのスポット」としてマスコミに紹介されたようだ。社務所にはその記事が掲示されていた。

社殿裏には白山神社遙拝所がある。本社は伊豆山内にあるのだが、入り口で遙拝する。
疫病平癒のために権現に祈願したところ、当地に白山権現を勧請するよう神託が降りたので奉祀されたという。伊豆修験と白山修験に何らかの結びつきがあったのだろうか。

摂社・雷電社。
式内の火牟須比命神社は当社との説もあるようだ。
祭神は火牟須比命荒魂。本地仏は如意輪観音。

足立権現社。
役小角(えんのおづの・諡:神変大菩薩)の尊像が祀られる。伊豆は小角が配流された地。現在の伊豆山神社には、わずかに残る修験の遺構といえる。
足腰の神として信仰されているとのことで、山々を駆けめぐった行者らしいご利益だ。

伊豆山神社納経朱印
※小角は通常「おづぬ」と訓ぜられるが、「おづの」と読む説を採用している。
「つぬ」は「角(つの)」のノの万葉仮名「努・怒・奴」を、江戸期にヌの発音に誤読して広まったとされる。
【参考】『岩波古語辞典』・『国史大事典』
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